読書日記

アウトプット用です。

think clearly  ロルフドべリ

1 考えるよりも行動しろ。

 考えるのは簡単。でもすぐに思考の飽和点に達する。

 だから行動しよう。やってわかることがたくさんある。

 思考を探ってみてもたどり着くのは気分の波と取り留めもない感情と曖昧な思考だけ

 

2 計画を修正し続けろ 3可能な限りサンプルをとれ

 飛行機のルートを確認してみると計画通りにフライトしている飛行機は0である。

 絶えず修正し続けることが人生でも必要。

 つまり安定した理想の生活などありえない。

 人は大事な決断をする時に早急に決めてしまう傾向にある。

 なぜなら、サンプルを取るのがめんどくさいから 

 秘書問題を例にとるなら100人見ないといけない(定数2.718)

 でも結婚となると話は変わってくる。何人と付き合うかわからないからね。

 

4 支払いを先にしよう お金の節約よりもストレスを減らすように

 メンタルアカウンティング(心のもちよう)を身に付けマイナスのことをプラスに

 金を盗まれても寄付したと思え。など

 

5なんでも頼みごとに応じるな

人間は好かれたい病にかかっている。断ったことなんて覚えてられないくせに。

囚人のジレンマ 一人が自白 釈放 しない方10年 二人とも自白しない 2年

二人とも自白 5年 妥当な2年になることはない。

やられたことをしっぺ返しするのが勝率が高い。

 

6決めたことは変えるな

自分の信念を変えないほうがいい。貫いていると周りがそれを見て、相手を変えることをもとめなくなる。つまり自分の方が優位に立てるということである。

決断疲れもしない。判断が甘くなるということもなくなる。

 

7失敗から学べ

問題を処理せずにその問題が解決不能になるまで放っておくような人間は、大きな問題を抱えて当然のおおまぬけである。

だから失敗したらしっかり分析しよう。

 

8反生産性

一見便利になったように見えてもそれを導入するまでの時間やアップデートしなければいけない時間を考えると実は便利になっていないという原理

例えば、デジカメでたくさん写真を撮れるようになったけれども整理するのに時間や

お金がかかるということ。

だから新しいものを取り入れるときは十分に検討が必要である。

 

9幸せを台無しにしない方法

勝つことを考えるより負けないことを意識する。

マチュアの試合においては点をとることよりもミスしないことを意識してやることが大事。人生でも同じことが言える。

 

10謙虚さを心がけよう

今この時代に生まれてきたことがどれだけ幸せなことか

今の時代を生きれる確率は6% 他の時代に生まれる可能性は94% 

奴隷時代に生まれなくて良かったと思おう。

江戸時代からの考えると4000人の才能のかけあわせで生まれてきている。

謙虚に今の自分の存在に感謝できるようになろう。

 

11自分の感情に操られるな

ドイツでは感情を表す言葉が150以上もある

感情は絶えず動くので不安定。

だからその時の感情で動くのはひどく不安定になるのと同じことだ。

「人は自分の感情を読むより他人の感情を読むほうが得意。」

感情は来ては去っていく鳥のようなものだ。

 

12本音を全てさらけだすな

心の中の言葉は全て出さない。

当たり前ですね。信頼のおける身近な人は例外である。

 

13特定のものにこだわらず全体を見よう

フォーカシングイリュージョン 一つのことにこだわって周りがみえなくなること

例 住む場所を変えても幸福度はあんまり変わらないということ

  子どものおもちゃをとりあげると泣くこと(他にもいっぱいあるというのに)

 

14買い物はひかえよう 15貯金をしよう

物に囲まれても幸福度は変わらない。むしろ落ちていく。

軽の車に乗ろうが、外車に載ろうが運転しているときの幸福度は一緒。

年収も1200万を超えるとなにも感じなくなるらしい。

むしろわずらわしいことが増えていく。

年収分の貯金があるのなら、あとはお金を経験に変えていけばいい。

 

16能力の輪を広げすぎるな 17静かな暮らしを

18天職を追い求めるな

得意不得意があるのは当たりまえ。成功している人は常に自分が得意としている点から離れないようにしているはずだ。ただその点を探すのが難しい。執着できるものがその点になり得るということを覚えておこう。

投資家と投機家成功するのはどっちだろうか。長期的に視点を持っている投資家の方が成功をおさめやすい。そのことからわかるようにあくせくと動き回るのは実は意外と効率が悪いということがわかる。

天職などない。それに固執してしてしまうと何事も上手くいかなくなる。だから自分のできる仕事を探してやろう。時間が経てばその中から天職が見つかるかもしれない。

 

19他人の評価を気にしない 20自分の波長と合わない人とは付き合わない。

他人の評価を気にしながら生きる時代は終わった。

(狩猟時代ではそれが生死にかかわる問題だった。)

外からの評価で満足を得るより、自分が満足できる人生を送ろう。

自分の性格は相手に合わせて変えられるが、相手を変えることは絶対にできない。

変えようとするエネルギーは無駄になる。年に1回、人間関係を整理しよう。

 

21目標を立てよう 22思い出よりも今を楽しもう

目標がないと努力しようとしない。人が幸せを感じるのは目標を乗り越えた時だけ。だから目標を立てよう。ただ、不可能な目標は自分のモチベーションを下げるだけなので、目標は具体的にしなくても良い。

思い出に残るのは結局ピークとエンドだけ。

だったら今を大事にしよう。一日は瞬間の連続。そしてほとんどの瞬間が忘れられてしまう。アルバム作りに集中するのはやめよう。

 

23現在を楽しもう 24本当の自分を知ろう

良い人生を送るために必要なこと。それは将来に備えることである。

長期的な計画を立てたうえで、今を楽しむことが一番大事である。

思い出は結局ピークエンドなのだから

自分のことを客観的見れる人はほとんどいない。

本当の自分が知りたければ誰かに聞くことが1番。

 

25死を考えるより人生を充実させよう

いつかは死ぬ。それまでにどう生きたで幸福度合いが決まる

セネカ 「小指一つ動かさなくても敵はいつか死ぬ。」

 

26楽しさとやりがい 27ポリシーをもて 28自分を守ろう

29そそられるオファーが来ても断らない

高尚な喜びを得るためには欲求と意義の両方のバランスが重要になってくる

誰に何を言われてもゆるがない尊厳の輪をつくろう。

それは小さいほうがいい。10億円つまれてもイエスと言わない強い尊厳の輪が大事

ただ、それゆえに他人を失望させることもある。それでもゆるがない輪をつくろう

 嫌なことを言われたら、もう一回くり返し言ってもらおう。

 

30不安事をさけよう

不安は身体に影響を及ぼす。だから不安なことがある場合は紙にまず書き出そう

その不安によって起こる最悪な出来事を考え抜けば、意外とそんなに最悪でないことに気付くことができる。保険をかけたり、仕事に精神を注いだりすることで気を紛らわすこともできる。

 

31性急に意見をするのはやめよう

脳はすぐに答えを出す、その後に答えの理由付けを始めてしまう。

無理に答えを出すのはやめよう。複雑すぎる質問箱に入れて何も考えないのが何よりも

良い。

 

32 精神的な砦をもつ 33嫉妬を上手にコントロール 34解決よりも予防

幸も不幸も所詮は運命からの借り物。人生はそれを忘れるほど複雑である。変に構えないほうが良い。

絶対にあなたより幸せな人がいる。それを受け入れてしまえばいい。他人と比べて人生をおくるほど無意味なことはない。

問題を解決した人は注目されがち、事前に問題を回避した人の方が実力があるはずなのに。賢明さとはトラブルを予測し回避することができることを言う。

 

35 世界で起きている出来事はあなたのせいではない。36注意力の向け方

 

一人でできることは限られている。そもそも災害は時と場合を選ぶことはないので全てに対応することは不可能。それを知ることで無駄な罪の意識をもつことがなくなる。

どこに注意を向けるかが大事、それに関わる情報を手に入れることにしよう。

ただでさえ溢れている情報の中になにも考えずにいると情報を手に入れているつもりが逆に情報に支配されることになってしまう。

 

37 読書の仕方を変えよう 38自分の頭で考えよう

たくさん読んでも覚えてられない。読む本をしぼろう。そして2回読もう。

そっちの方が良い読書になる。

 私たちはなんでも知っているつもりになっている。トイレって何?

そんな当たり前のことでもいざ説明しようとするとできないことが多々ある

グループのイデオロギーに惑わされないようにしっかり自分の頭で考えよう。

 

39心の引き算

これがなかったらどうなっていただろうと考えた方が幸福が続く

銀メダリストは金メダリストと比較するが銅メダリストはメダルがない人と比べるので幸福度が高い。人生そうやって考えてみると意外と幸福だということに気付くことができる。

40相手の立場になって考えよう

とにもかくにも相手の立場を体験するのが一番大事

そのために質の良い小説をたくさん読んで主人公の気持ちを体験しよう。

 

41自己憐憫にひたるのをやめよう 42世の中は不公平

自分をかわいそうだと思う。そんな渦の中にいてはいけない。引きずりこまれるだけである。過去が不幸だからと言って今も不幸になる必要はない。

この世の中は不公平である。公平さを求めて生活するのはよくない。とにかく日常生活に意識を集中するべきである。

 

43 形だけ模倣しても意味がない 44専門的な知識をもとう

カーゴカルトの罠に陥らないようにしよう。

島民が何も知らずに飛行機を呼ぼうとする例

昔は多才が求められていたが、今はそうではない。自分らしさを見付けたほうがいい。

 

45軍拡競争に巻き込まれないように 46組織に属さない人との関わりをもとう

専門性を見付けてもその先に競争社会があっては苦労が多いだけ。競争のない専門的分野を見付けるのが一番いい。

組織に属さないのはまずい。組織の中だけで生きていくのも良くない。片足ずつがちょうどいい。ゴッホのような絵を描くのではなく飾るだけがちょうどいい。

 

47脳はなんの出来事に対しても期待してしまう。

ちなみに人間がしなければならないことは、飲食、呼吸だけ

よってそれ以外のことはしなければならないことではなくしたいことになるはず。

生きる上で願望は大事だけどそれが全てではない。

必然 願望 期待をそれぞれに分けて物事を考えよう。

 

48本当に価値あるものを見極めよう

スタージョンの法則=世の中の90%の物はがらくたである。

そうやって考えたほうが人生は向上する。

狩猟時代は逆だった。確かに今の世の中なくても生きていけるものたくさんあるな。

 

49自分を重要視しすぎない

功績を残し偉人となって、道路の名前になっても、いずれ忘れられる。

どうしても重要視してしまうなら、次世代の視点から自分を見てみるといい。

度合いが低いほど謙虚になるので人生の質は向上する。

常に謙虚でいられるように考えないとな。

 

50 世界を変える力があると思わない。51自分の人生に集中しよう

歴史を作った人物は実はいない。その人がいなくても他の人がきっと開発、革命していたはずである。だから偉人になろうという幻想を抱くのは無駄である。

人は基本的に取り換えがきく存在。だから自分の人生に集中して自分が楽しむことに集中したらいい。間違っても世界を変えようと思わない。どうせ世界を変えたところでいつかは忘れられるのだから。

 

52内なる成功を目指そう

成功の定義は時代の賜物。物質的な成功を手に入れられるかどうかは、100%偶然によってきまる。長者番組などの成功ランキングは偶然の結果を羅列したリストである。

その日その日を再興傑作にするつもりで生きよう。それに尽きる。

 

やっとの思いで読破。

長かった。

ストレスを避けるための思考の道具箱としてほしい。

まさにその通り。

でもこれ覚えておけるかな。

自分も頼まれた時の5秒ルールやってみようと思います。

何よりも自分の内なる幸せのために。