読書日記

アウトプット用です。

いい教師の条件を読んで 2 諸富祥彦

前回続きということで3章 追い詰められる子供たちについて

感想を述べていきます。

 

まず全国の学校で必ずいじめはあると定義されています。

9割の子供はいじめているし、いじめられている。

これはきっとそうだと思う。

 

なぜなら「いじめられている」と思ったら有無を言わさず全ていじめになるからです。

Aさんはバカって言われても何も思わない。

Bさんはバカって言われたらいじめと感じる。

同じ言葉でも捉え方が違う。

だから絶対クラスに一人はいじめられている人がいるということに絶対なってしまいます。

 

「だから教師はいじめられている子を守らなければいけない。」と著者は言います。

正論です。

 

じゃあどうやって子どもたちを守るのか。

 

本気で立ち向かう姿勢をチーム教師で見せることが必要だそうです。

 

いじめの起こりやすい場所の把握。

 

指導の際に言ってはいけない言葉。

 

など多くの対処法が述べられています。

 

教員なりたての人は読んでおくといいです。

 

 

でも、この章を読んでいてとてもモヤモヤしてしまいました。

 

モヤモヤの正体は、いじめの立ち向かい方について書かれていないところ

 

だと思いました。

 

教員は一生、子供たちに関わるわけではありません。

 

守ってばかりでその後の子どもは逞しく生きていけるのか。

 

いじめは何も学校だけでは起こりません。

 

職場でだって起こります。

 

2章の教員間のいじめだってそうですよね。

 

子どもに寄り添いながらどう対処していくのか一緒に考え行動していく

そこまでやらなきゃ意味がないと思いました。

 

とても難しいことなのですが・・・。