109 魍魎の匣 京極夏彦
この小説が匣。
持ち歩いている間、リアル○○です。
「人間の向こう側に行く。」という狂気がつまった本です。
私はなんだかひどく男がうらやましくなってしまった。の余韻がなんともいえない。
前回が脳の認識についてなら
今回は、霊能、占い、詐欺師の違い、どう人をコントロールするのか
という話が裏にあったような気がします。
ただ、一番良くできているなと感じたのは「順番」の扱い方についてです。
ここが見事に、あとあとつながってくるところが素晴らしい。(時系列すごい)
また漫画を読んで確認したいです。
1000ページ超なので読んでも読んでも終わりが見えず、心が折れますが、
600ページまでいけば
気付いたら終わっているという感じです。(ただただ重い、笑)
次の作品も楽しみです。
関口君、精神大丈夫か。