読書日記

アウトプット用です。

129 今昔百鬼拾遺 鬼 京極夏彦

今昔百鬼拾遺 鬼 京極夏彦

 
本紹介
 
鬼の因縁で斬り殺される血筋の呪い?
7人が死傷した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」を稀譚月報記者
中禅寺敦子らが解き明かす。
 
先祖代々、片倉家の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されると云う話でした」昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。7人目の被害者片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。ハル子の友人呉美由紀から相談を受けた稀譚月報記者中禅寺敦子は。怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。百鬼シリーズ最新作。
 
感想
 
迚も恐いがどんどん身近に迫ってくる。
 
記者ならではの取材能力を生かして徐々に確信にせまっていく敦子
情報をもとに感情まかせかと思いきや実は論理的な美由紀。
敦子+美由紀で兄貴になっている。
 
男のばりばりの論理武装であいてKOという感じではなく、
女のシンプルな論理+感情で相手を納得させるというのも面白い。
 
感情が入ってくる分、関係者達が自分のことを考えてくれていると思えるから納得が早いのかも。
 
今までの京極シリーズとはある意味対局をいく解決方法だと思いました。
 
鬼の刀の所持者になりたくない
という気持ちがわかるようなわからないような。
 
刑事も独特で面白かったです。
 
何よりも読みやすい。
 
ここは「虚ろな場所じゃないんだなと思った」が
深いです。
 
 
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