杜子春ってこういう終わり方だったんだ。
爽やかな終わり方に胸がスッとしました。
なぜこの本を読んだかというと猿かに合戦が読みたかったから。
復讐を遂げた蟹、はち、うす、くそがまさかあのような末路を辿るとは。
復讐は復讐を生む。終わりなき復讐の連鎖。
こういう恐怖を芥川さんはとても上手に書きますよね。
昔、蜘蛛の糸とか杜子春とか普通にテレビで朝とかにやっていた気がする。
今はどうなっているのでしょうね?
全体的に読みやすくとても面白かった。
情景描写が秀逸。
犬と笛、蜜柑、魔術、仙人、アグニの神、トロッコ、白
読んで良かったと思える作品でした。知らなかった。
特に仙人面白かったなぁ。