175 破局 遠野遥
今年度の芥川賞の作品です。
いつもこういう小説を読まないから
自分を客観的に捉えながらも主観も激しい。
この書き方に違和感です。
きちきち人間の主人公。
失敗するはずがないのに最後に大きな失敗を起こします。
(急すぎる気がする。こんなバッドエンドあるっていう感じです。)
大学生ならではの葛藤(就活、性、OBとしての立ち位置)
相手を思いやりながらも自分のやっていることが一番。
全体的に灰色な感じの話だったように思います。
・佐々木についていけば肉を食べれる。
・警官の手は暖かった。寝よう。
・父さんが女性に優しくしなさいって言っていたからそれくらいはしてやろう。
この辺がすごく不気味(サイコパス感あり)
麻衣子(政治家志望)。灯(彼女になる)
結局灯には幽霊がとりついていた気がする。