読書日記

アウトプット用です。

133 今昔百鬼拾遺 河童  京極 夏彦

中禅寺敦子、呉美由紀シリーズ第2弾

探偵益田が不動の位置に。

そして多々良先生。

相変わらずキャラが濃い人物ばかりです。

 

今回は河童です

品のない話がどんどん変化していく。

だって河童はお尻を見に来るんだから。

 

それが事件とどう結び付くのか

 

それはさすが京極先生です。

 

なぜ覗いていたいたのかが

 

しっかり動機と関わってくるんですからね。

 

品どうこうではないのです。

 

犯人だって必死ですよ。

 

いつの時代も変わらない差別

 

貧困階層

 

それでも人は力強く生きている。

 

それぞれの思いを持って。

 

一番重要な人物の思いの強さを特に感じました。

それがややこしい事件を産むんだけどね。

 

それにしても今回は結構人が死ぬのですが、死因がまさかのまさかでした。

めっちゃ悲しいやつです。

 

お尻が川に浮いているとかほんと嫌だな。

 

ある意味お馬鹿さんなんですね。

 

せつな悲しいというやつですね。

 

夏の終わりにおすすめです。

 

悲壮感がね。

 

やはり怖いのは結局は人なんですね。

 

 

 

多々良先生ぶっ飛んでます。

 

 

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132 50代がもっともっと楽しくなる方法 中谷彰宏

本紹介

 

楽しみ方がわからない50代の人

50代を迎えるのが不安な40代以下の人

いつまでもワクワクしていたい。60代以上の人

のために書かれた本。

 

中谷さんの本は、

大体この3人に向けて書きました。

から始まります。

 

3人に当てはまらない人っているの?

というくらい範囲がいつも広い。

 

きっとこれも作戦なんでしょうね。

 

私は30代ですが、50代なんてまだまだ先なので、当然不安です。

時代も相当変わってそうですし。

 

でもいつになってもパワフルに生きていたい。

 

先どり学習だと思ってこの本を読みました。

 

本の構成

 

前書き 不運の時もあるけど、人生はまんざら捨てたもんじゃない。

 

第1章 50代は年下の先生から学べる人が成長する

第2章 50代は権力よりも実力が上回る人がリスペクトされる

第3章 50代は自分らしくない体験で、生まれ変わる

第4章 50代の楽しみは、めんどくささにある

第5章 50代はメンタル力で、体力を逆転する

 

あとがき 30代は敵と戦う 40代は味方と戦う、50代は自分と戦う

 

50代を楽しむ方法は61こあります。

 

 

では、心に残ったところを紹介していきます。

 

1 学んでいない人が教え魔になる。学んでいる人はより学ぼうとする。

  「入門者ほど教え魔になります。

  今、自分が学んでいる人は教え魔になりません。」

 

感想

 50代にもなるときっと1度くらい成功体験があるのでしょう。

 それに自信をつけて教えたくなる気持ち。

 俺の時はこうやったぞと言いたい気持ちわかります。

 過去に囚われ続けている悲しい人です。

 学ぶと自分はこんなことも知らなかったのかと謙虚になれます。

 だから教え魔にならないのかなと思いました。

 

2 マナーを身に付けても、品は身につかない

 「品のある人に会ったり、冷や汗をかくような場所に行かないと、

 自分はいかに品がなかったかということに気づけません。」

 

感想

 失敗しないとわからない。恥をかかないとわからない。

 わかります。

 恥かく場所、怖くていけないもんなぁ。

 だから馴染みのある酒屋、飲み屋を選択肢がち

 チャレンジ無くしてい成長なしです。

 教えてください。

 と言える勇気が必要です。

 50代でこれ言える人相当かっこいいですね。

 

3 終わらないと次が始まらない

  「終わりはそろそろという形では来ません。ある日突然来るのです。」

 

感想

 その終わったことをどう受け止めるのか。

 引きずるのか

 次に進むのか。

 終わりを始まりと思えるか。

 だからこそ学びが必要なんだと思いました。

 阿吽なんですね。

 

 

 

まとめ

50代に必要なこと

それは学び続けること

歳が上がれば上がるほど学びが必要なのかもしれません。

 

学び続ける自分と戦いたいです。

 

 

 

 

 

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131全裸監督の修羅場学 村西とおる

落ち込んでいる人におすすめの本です。

自分の悩み小さく感じます。

本紹介

実録・全裸監督による「カネと女と暴力」体験的究極のサバイバル術

「自分よりもっと酷い人生を生きている人間を知ると視野狭窄に陥ることかわ免れ、

なぁんだ、まだ俺は大丈夫じゃないかと再びヤル気が出てきます。閉塞したこの時代

自分の存在感はそこにあるように考えます。

前だけ向いて泳いでいないと死んでしまうマグロのようにひたすら成功と性交を追いかけてきた人生でした」

第1章 この世はカネと女が全てなのか

第2章 人生には再生できるチャンスが必ずあるんです

第3章 SEXでは負けないというプライド

第4章 光は闇に輝いている、闇は光に勝てなかったを地でいく男の物語

第5章 いくらでも嘘をつける女性はいくらでもいる

第6章 パンツを脱げない人は、人生を他人事だと思っている

第7章 私の辞書には引退という文字はございません

 

感想

章立てを読むだけでも面白い。

今までに読んだことのないジャンルの人の本だから

内容が全く想像できないのです。

 

実際中身を読んでみると

一人の男の波乱万丈人生を体験することができます。

 

前書きにもあったように

この人の人生は自分からしてみると

底の底です。

自分の悩みなんかちっぽけに思えます。

 

 

でもやりたいことを実現しているという点では

上の上なのかもしれない。

ある意味

男の中の男

潔さがかっこいいです。

一気に読みの中で、心に残ったエピソードをかいつまんで紹介します。

 

① 北海道の真っ直ぐ伸びた道。急に後ろから車が迫ってきた。車から降りて話を聞いてみるとスーツを3分の1の値段でもらってくれないかとの相談を。

それを1万円で買った。後で見てみるとそれは北朝鮮の粗悪品だった。詐欺だった。

怖すぎますよね。今だと考えられない。煽り運転という違う怖さがありますが。

知らない人から物を買う勇気ありません。どんな理由があろうとも買えません。というか車から降りるのも辛い。

監督の豪胆さを感じました。

② ヤクザが老人ホームで老人のために歌を歌い、億万長者になる話

自分の生きがいを見つけ人のためにつくすと、徳が帰ってくるということが如実にわかるエピソード。

自分の好きを人に使うこと。

私欲を捨てることが大事。

③ 父ちゃんこの前科5犯ってどういう人なの? 前科5犯なんて人じゃねぇよ。気がつけば日米通算前科7犯でございます。

何度命のやりとりの場をくぐり抜けたか。それほどまでに過酷な人生です。

捕まっていない時も膨大な借金をしていたり、わざわざフィリピンの刑務所に行ったり・・・とにかく行動派。

だから色々と履歴がついて回ったのです。

自分だったら絶対途中で懲りて大人しくなってしまう。

 

基本アウトローな話ばかり。

よく生きてこられたな。

本当に凄まじい人生。

でも愚直だからサポーターが地味にいる。

裏切りありですが、本当に支えてくれる人もかなりいたみたいです。

 

 

自分の人生

生きたいように生きていたら

それなりに上手くいくのかもしれない。

辛くても後から笑い話になる。

と強く思いました。

 

 

 

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いい教師の条件を読んで 2 諸富祥彦

前回続きということで3章 追い詰められる子供たちについて

感想を述べていきます。

 

まず全国の学校で必ずいじめはあると定義されています。

9割の子供はいじめているし、いじめられている。

これはきっとそうだと思う。

 

なぜなら「いじめられている」と思ったら有無を言わさず全ていじめになるからです。

Aさんはバカって言われても何も思わない。

Bさんはバカって言われたらいじめと感じる。

同じ言葉でも捉え方が違う。

だから絶対クラスに一人はいじめられている人がいるということに絶対なってしまいます。

 

「だから教師はいじめられている子を守らなければいけない。」と著者は言います。

正論です。

 

じゃあどうやって子どもたちを守るのか。

 

本気で立ち向かう姿勢をチーム教師で見せることが必要だそうです。

 

いじめの起こりやすい場所の把握。

 

指導の際に言ってはいけない言葉。

 

など多くの対処法が述べられています。

 

教員なりたての人は読んでおくといいです。

 

 

でも、この章を読んでいてとてもモヤモヤしてしまいました。

 

モヤモヤの正体は、いじめの立ち向かい方について書かれていないところ

 

だと思いました。

 

教員は一生、子供たちに関わるわけではありません。

 

守ってばかりでその後の子どもは逞しく生きていけるのか。

 

いじめは何も学校だけでは起こりません。

 

職場でだって起こります。

 

2章の教員間のいじめだってそうですよね。

 

子どもに寄り添いながらどう対処していくのか一緒に考え行動していく

そこまでやらなきゃ意味がないと思いました。

 

とても難しいことなのですが・・・。