27 チームオベリベリ 乃南 アサ
濃い。
600ページしっかり読みました。
十勝に住む人間として知っておいて損はない。
むしろ知っていた方が良い内容が詰まった本です。
先人の苦労によって農業王国が生まれたのですね。
なみなみならぬ苦労です。
十勝開拓の祖といえば依田勉三なのですが、これは役員の渡辺勝の妻カネが主役の物語です。
男尊女卑、人種差別がのこる時代。
厳しい自然の北海道。
雲かと思ったらバッタ。
そんな中、男たちを支えたカネ。
カネを支えたのはキリスト教でした。
キリストを信じてなければ、きっと無理だったでしょう。
心に神をもつことの強さ。
裏メッセージかも。
しかし、こんな強い女性いるのでしょうかね。
男たち自由勝手しすぎ。
勝、酒飲みすぎ。
カネが死ぬまで書いてほしかったけど、
それはきつかったかな。
勉三、視点の本も読みたいと思いました。
140年前かー。ありがたし。
みんな大変。
幸せな人がいない。