210 鉄鼠の檻 京極夏彦
この小説にも二重結界を張っているでしょ。
これが読み終えての第一感想。
読破するのに苦労しました。
京極堂。
全然出てこない。
言葉が通じない禅の世界をどう解決するのか。
さすがです。主人公。
とにかく今回は仏教色が強い。
なにせ1300ページ超えですからね。
理解はできてないと思う。
けど達成感が半端ないわけです。
誰も知らない山寺に
お坊さんがたくさんいて
さらに宗派が全然違うの。
そんな寺でもなぜ成立するのか?
その寺で坊さんがどんどん殺されていく。
理由は嫉妬。
そして13年前の火事との関わりは?鈴の存在とは。
全てがひとつに収束していく。圧巻です。
作者の力量すごすぎ。
前巻とのつながりがあるのも
びっくりだなぁ。