読書日記

アウトプット用です。

208 銀閣の人 門井慶喜

「不足の美」をもっとやわらかいやまとことばで表せ。

「得たり。」

「わび」

このくだりのすさまじい緊張感。

まるでその会議に加わっているかのような錯覚。

この筆者のすごい所は、

実際にその場にいるかのように景色を見せてくれるところです。

 

義政の文化による支配。

今まで全く意識したことはなかったけど、

その支配から未だ日本人は抜け出すことができない。

義政の

ある意味狙ったようになっている

ということに驚きました。

 

ただの銀閣の人ではないということです。

題名に意図を感じるな。

 

日野富子の見方も変わります。

いやー楽しかったな。